改訂: Jim Mock <[email protected]>
, 2000 年 3 月 1
日.
もしあなたがモデムを使ってインターネットに接続したり, 他の人々に FreeBSD によるインターネットへのダイヤルアップ接続を 提供しようとしているのでしたら, PPP または SLIP 接続を選択することができます.
この節では 3 種類の PPP について説明しています. それは ユーザ, カーネル, そして PPPoE (PPP オーバイーサネット) です. また SLIP のクライアントとサーバの設定についても記述しています.
最初に説明するのは, ユーザ PPP です. ユーザ PPP は FreeBSD に 2.0.5-RELEASE の時に, 既に存在していたカーネル実装の PPP に加えて導入されました.
ユーザ PPP とカーネル PPP の主な違いは何かと疑問に思われるかも 知れませんが, その答えは簡単です. ユーザ PPP はデーモンとしては実行されず 必要に応じて実行されるのです. PPP インタフェイスを組み込んだカーネルは 必要ではなく, ユーザプロセスとして実行されカーネルとのデータの やり取りにはトンネルデバイスドライバ (tun) を 使用します.
この節ではこれ以降ユーザ PPP のことは, pppd のような他の PPP ソフトウエアと特に区別する必要がある場合を除いて, 単に ppp と記述します. またこの節に記述されているコマンドは すべて root で実行されなければなりません.
本文書、および他の文書は ftp://ftp.FreeBSD.org/pub/FreeBSD/doc/ からダウンロードできます。
FreeBSD に関する質問がある場合には、ドキュメント を読んだ上で <[email protected]> まで (英語で)
連絡してください。
本文書に関する質問については、<[email protected]> まで電子メールを (英語で)
送ってください。