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FreeBSD 3.4 Release Notes

                  リリースノート - FREEBSD 3.4-RELEASE

3.4-RELEASE へようこそ。これは 1999 年 10 月にリリースされた 3.3-RELEASE に
続くものです。3.3 がリリースされてからの数カ月間、たくさんのバグ修正や、
全般的な拡張がシステムに対して行なわれました。詳細については、
下記の関連する項目をご覧下さい。

インストールの失敗やクラッシュがありましたら send-pr コマンドを使って
報告してください。(Web インターフェースのほうが良ければこちらをご覧ください)。

FreeBSD と 3.4-RELEASE のディレクトリ構成に関する情報は ABOUT.TXT を
御覧ください(フロッピーからインストールしている場合は特に!)。
インストールに関する説明は INSTALL.TXT や HARDWARE.TXT ファイルを
ご覧ください。

目次:
-----

1. 3.3-RELEASE からの変更点
   1.1 カーネルでの変更
   1.2 セキュリティ上の修正
   1.3 ユーザ領域での変更

2. サポートしている構成
   2.1 ディスクコントローラ
   2.2 イーサネットカード
   2.3 ATM
   2.4 その他のデバイス

3. FreeBSD の入手
   3.1 FTP/Mail
   3.2 CDROM

4. 以前の FreeBSD リリースからアップデートするには

5. 問題のレポート、提案をする場合、コードの提供

6. 謝辞

1. 3.3-RELEASE からの変更点
---------------------------

1.1. カーネルでの変更
---------------------

再び、Adaptec 152x/151x/AIC-6360 SCSI コントローラがサポートされるようになりました。

netgraph(4) が追加されました。Netgraph はさまざまなネットワーク機能を実現する
カーネルオブジェクト実装のための、単一のモジュールシステムです。
これを有効化するには、``options NETGRAPH'' をカーネルオプションに
追加しなければなりません。

i4b(4) がバージョン 00.83.00 にアップグレードされました。
これはさらなる堅牢性と安定性を提供し、新たに数多くのカード (Asuscom ISDNlink 128K、
AVM Fritz!Card PCI、AVM Fritz!Card PnP、ELSA PCC-16、ITK ix1 micro V.3、
Siemens I-Surf 2.0) をサポートします。

vinum(8) に RAID-5 のサポートが追加されました。

Intel PIIX4 および AcerLabs M15x3 電源管理コントローラをサポートする
ドライバが追加されました。

1.2. セキュリティ上での修正
---------------------------

ある種の DoS 攻撃(訳注: Denial of Service attack; サービス不能攻撃)の
脅威を低減、あるいは無効化するため、
外部からの ICMP リダイレクトおよび、外部へ送出される RST フレーム、
外部からの SYN|FIN フレームをブロックする機能のサポートが追加されました。

パケットの検査をせず、また TTL を減少させないで IP データグラムを転送する機能の
サポートが追加されました。これはゲートウェイやファイアウォールを隠蔽し、
攻撃の脅威に晒されることを防ぐためのものです。

SYN+FIN(注: これは rfc1644 拡張(T/TCP)の規定に違反しています) フラグを持った
TCP パケットの排除や、RST フラグを持ったパケットの送出制限、
外部からの ICMP REDIRECT メッセージの無視とログへの記録を可能にする
新たなネットワークセキュリティ機能がサポートされました。
この新機能を利用する方法の詳細については、rc.conf(5) をご覧下さい。

1.3. ユーザランドでの変更
-------------------------

inetd(8) に ident のサポートが組み込まれ、
ident を受理する間、ブロックしてしまう不具合が解決されました。

ppp(8) は今回、pppoe netgraph ノードに対応する PPPoE(PPP over Ethernet) を
サポートしました。これは標準 ISDN リンク接続(standard ISDN link bonding)を含み、
PPP over ISDN もサポートします。また、ppp(8) は
-nat コマンドラインオプション、あるいは ``nat'' コマンドによって
ネットワークアドレス変換(訳注: NAT のこと)の制御ができるようになりました。
従来の -alias コマンドラインオプション、alias コマンドも
まだ有効ですが、警告メッセージが表示されるのに加え、
このオプション、コマンドは将来的に削除される予定になっています。
さらに ppp(8) は、tun モジュールを必要に応じたロードする機能、
コマンドラインから tun ユニットの設定を行なう機能、
-foreground コマンドラインオプションのサポート、fast-queue の設定のサポート、
(オンデマンド・マルチリンク PPP のための)実用的な``set autoload'' コマンドの提供、
GRE パケットのフィルタリングのサポートが追加され、数多くのバグ修正も行なわれました。

PPP over Ethernet サービス要求を処理するため、
新たに pppoed デーモンが追加されています。詳細については、
rc.conf(5) と pppoed(8) を参照して下さい。


2. サポートしている構成
-----------------------
FreeBSD は現在、ISA、VLB、EISA、PCI バスの 386SX から Pentium クラス
までのさまざまな種類の PC で動作します (ただし 386SX はお勧めできません)。
IDE、ESDI ドライブや、さまざまな SCSI コントローラ、ネットワークカードや
シリアルカードにも対応しています。

以下に記載されているのは、現在 FreeBSD で動作することが確認されている
すべての周辺機器のリストです。その他の構成でも動作する可能性がありますが、
それは単に、まだ私たちが動作確認の報告を受けとっていないというだけです。

2.1. ディスクコントローラ
---------------------
WD1003 (あらゆる MFM/RLL)
WD1007 (あらゆる IDE/ESDI)
IDE
ATA

Adaptec 1535 ISA SCSI コントローラ
Adaptec 154x シリーズ ISA SCSI コントローラ
Adaptec 174x シリーズ EISA SCSI コントローラ
        (スタンダード、エンハンスドモード)
Adaptec 274X/284X/2920C/294x/2950/3940/3950
        (Narrow/Wide/Twin) シリーズ
        EISA/VLB/PCI SCSI コントローラ
Adaptec AIC7850、AIC7860、AIC7880、AIC789x オンボード SCSI コントローラ
Adaptec 1510 シリーズ ISA SCSI コントローラ (起動はできません)
Adaptec 152x シリーズ ISA SCSI コントローラ
Adaptec AIC-6260 および AIC-6360 ベースのボード。これには
AHA-152x と SoundBlaster SCSI カードが含まれます。

AdvanSys SCSI コントローラ (全モデル)。

BusLogic MultiMaster コントローラ:

[ BusLogic/Mylex "Flashpoint" アダプタはまだサポートされて *いません*]

BusLogic MultiMaster "W" シリーズホストアダプタ:
    BT-948、BT-958、BT-958D
BusLogic MultiMaster "C" シリーズホストアダプタ:
    BT-946C、BT-956C、BT-956CD、BT-445C、BT-747C、BT-757C、BT-757CD、
    BT-545C、BT-540CF
BusLogic MultiMaster "S" シリーズホストアダプタ:
    BT-445S、BT-747S、BT-747D、BT-757S、BT-757D、BT-545S、BT-542D、
    BT-742A、BT-542B
BusLogic MultiMaster "A" シリーズホストアダプタ:
    BT-742A、BT-542B

完全に BusLogic MultiMaster と互換性のある AMI FastDisk コントローラも
サポートされています。

DPT SmartCACHE Plus、SmartCACHE III、SmartRAID III、SmartCACHE IV、
SmartRAID IV SCSI/RAID コントローラはサポートされています。
The DPT SmartRAID/CACHE V はまだサポートされていません。

SymBios (旧 NCR) 53C810、53C810a、53C815、53C820、53C825a、
53C860、53C875、53C875j、53C885、53C895 and 53C896 PCI SCSI コントローラ:
        ASUS SC-200
        Data Technology DTC3130 (すべての変種)
        Diamond FirePort (すべて)
        NCR 社のカード (すべて)
        Symbios 社のカード (all)
        Tekram DC390W、390U および 390F
        Tyan S1365


QLogic 1020、1040、1040B、1080 および 1240 SCSI ホストアダプタ
QLogic 2100 Fibre Channel アダプタ (プライベートループのみ)。

DTC 3290 EISA SCSI コントローラ(1542 エミュレーションモード)

サポートされるすべての SCSI コントローラは、
SCSI-I および SCSI-II 周辺機器の完全なサポートを提供します。
これにはハードディスク、光磁気ディスク、
(DAT と 8mm Exabyte を含む)テープドライブ、メディアチェンジャ、
プロセッサとして動作するターゲットデバイス、CDROM ドライブが含まれます。
CDROM コマンドをサポートする WORM デバイスは CDROM ドライバによる
読み取り専用アクセスのみサポートされます。WORM/CD-R/CD-RW への書き込みは
ports ツリーにある cdrecord によりサポートされます。

現在、以下の種類の CD-ROM がサポートされています:
(cd)    SCSI インターフェース (ProAudio Spectrum と SoundBlaster SCSI
        も含む)
(matcd) 松下/Panasonic (Creative SoundBlaster) 専用インターフェース
        (562/563 モデル)
(scd)   Sony 専用インターフェース (全モデル)
(wcd)   ATAPI IDE インターフェース

以下のドライバは古い SCSI サブシステムではサポートされていましたが、
新しい CAM SCSI サブシステムでは *まだ* サポートされていません。

  NCR5380/NCR53400 ("ProAudio Spectrum") SCSI コントローラ

  UltraStor 14F、24F、34F SCSI コントローラ

  Seagate ST01/02 SCSI コントローラ

  Future Domain 8xx/950 シリーズ SCSI コントローラ

  WD7000 SCSI コントローラ

  [ 注: UltraStor ドライバを新しい CAM SCSI の枠組みに移植する作業が
    進行中ですが、いつ完成するか、本当に完成するかどうかはまだわかりません。]

以下のドライバは保守されていません。これらは動くかも知れませんし、
動かないかもしれません:

  フロッピーテープインターフェース (Colorado/Mountain/Insight)

  (mcd)   Mitsumi 専用 CD-ROM インターフェース (全モデル)

2.2. イーサネットカード
-----------------------

AIC-6915 fast イーサネットコントローラチップベースの
Adaptec Duralink PCI fast イーサネットアダプタ。これには次のものが含まれます:
  ANA-62011 64-bit single port 10/100-BaseTX アダプタ
  ANA-62022 64-bit dual port 10/100-BaseTX アダプタ
  ANA-62044 64-bit quad port 10/100-BaseTX アダプタ
  ANA-69011 32-bit single port 10/100-BaseTX アダプタ
  ANA-62020 64-bit single port 100-BaseFX アダプタ

Allied-Telesis AT1700 および RE2000 カード

Tigon 1 および Tigon 2 チップセットベースの Alteon Networks PCI
ギガビットイーサネットカード。これには次のものが含まれます。
  Alteon AceNIC (Tigon 1 および 2)
  3Com 3c985-SX (Tigon 1 および 2)
  Netgear GA620 (Tigon 2)
  Silicon Graphics ギガビットイーサネット
  DEC/Compaq EtherWORKS 1000
  NEC ギガビットイーサネット

AMD PCnet/PCI (79c970 & 53c974 または 79c974)

SMC Elite 16 WD8013 イーサネットインターフェース、
そしてその他大部分の WD8003E、WD8003EBT、WD8003W、WD8013W、
WD8003S、WD8003SBT、WD8013EBT ベースの互換品。
SMC Elite Ultra。 SMC Etherpower II。

RealTek 8129/8139 fast イーサネット NIC。
これには次のものが含まれます:
  Allied Telesyn AT2550
  Allied Telesyn AT2500TX
  Genius GF100TXR (RTL8139)
  NDC Communications NE100TX-E
  OvisLink LEF-8129TX
  OvisLink LEF-8139TX
  Netronix Inc. EA-1210 NetEther 10/100
  KTX-9130TX 10/100 Fast Ethernet
  Accton "Cheetah" EN1027D (MPX 5030/5038; RealTek 8139 互換?)
  SMC EZ Card 10/100 PCI 1211-TX

Lite-On 82c168/82c169 PNIC fast イーサネット NIC。
これには次のものが含まれます:
  LinkSys EtherFast LNE100TX
  NetGear FA310-TX Rev. D1
  Matrox FastNIC 10/100
  Kingston KNE110TX

Macronix 98713、98713A、98715、98715A および 98725 fast イーサネット NIC:
  NDC Communications SFA100A (98713A)
  CNet Pro120A (98713 もしくは 98713A)
  CNet Pro120B (98715)
  SVEC PN102TX (98713)

Macronix/Lite-On PNIC II LC82C115 fast イーサネット NIC。
これには次のものが含まれます:
  LinkSys EtherFast LNE100TX Version 2

Winbond W89C840F fast イーサネット NIC。
これには次のものが含まれます:
  Trendware TE100-PCIE

VIA Technologies VT3043 "Rhine I" および
VT86C100A "Rhine II" fast イーサネット NIC。これには次のものが含まれます:
  Hawking Technologies PN102TX
  D-Link DFE530TX

Silicon Integrated Systems SiS 900 および SiS 7016 PCI fast イーサネット NIC。

Sundance Technologies ST201 PCI fast イーサネット NIC。
これには次のものが含まれます:
  D-Link DFE-550TX

SysKonnect SK-984x PCI ギガビットイーサネットカード。これには次のものが含まれます:
  SK-9841 1000baseLX single mode fiber、single port
  SK-9842 1000baseSX multi-mode fiber、single port
  SK-9843 1000baseLX single mode fiber、dual port
  SK-9844 1000baseSX multi-mode fiber、dual port

Texas Instruments ThunderLAN PCI NIC。これには次のものが含まれます:
  Compaq Netelligent 10、10/100、10/100 Proliant、10/100 Dual-Port
  Compaq Netelligent 10/100 TX Embedded UTP、10 T PCI UTP/Coax、10/100 TX UTP
  Compaq NetFlex 3P、3P Integrated、3P w/ BNC
  Olicom OC-2135/2138、OC-2325、OC-2326 10/100 TX UTP
  Racore 8165 10/100-BaseTX
  Racore 8148 10-BaseT/100-BaseTX/100-BaseFX multi-personality

ADMtek Inc. AL981-based PCI fast イーサネット NIC
ADMtek Inc. AN985-based PCI fast イーサネット NIC

ASIX Electronics AX88140A PCI NIC。これには次のものが含まれます:
  Alfa Inc. GFC2204
  CNet Pro110B

DEC EtherWORKS III NIC (DE203、DE204、および DE205)
DEC EtherWORKS II NIC (DE200、DE201、DE202、および DE422)
DEC DC21040、DC21041、もしくは DC21140 ベースの NIC (SMC Etherpower 8432T、DE245、など)。
DEC FDDI (DEFPA/DEFEA) NIC

富士通 MB86960A/MB86965A

HP PC Lan+ カード (モデル番号: 27247B および 27252A)。

Intel EtherExpress 16
Intel EtherExpress Pro/10
Intel EtherExpress Pro/100B PCI Fast Ethernet

Isolan AT 4141-0 (16 bit)
Isolink 4110     (8 bit)

Novell NE1000、NE2000、および NE2100 イーサネットインターフェイス

NE2000 をエミュレートする PCI ネットワークカード:
RealTek 8029、NetVin 5000、Winbond W89C940、Surecom NE-34、VIA VT86C926。

3Com 3C501 カード

3Com 3C503 Etherlink II

3Com 3c505 Etherlink/+

3Com 3C507 Etherlink 16/TP

3Com 3C509、3C579、3C589 (PCMCIA)、3C590/592/595/900/905/905B/905C PCI、
EISA (Fast) Etherlink III / (Fast) Etherlink XL

3Com 3c980/3c980B Fast Etherlink XL サーバアダプタ

3Com 3cSOHO100-TX OfficeConnect アダプタ

東芝製イーサネットカード

Crystal Semiconductor CS89x0 ベースのNIC。これは次のものが含まれます:
  IBM Etherjet ISA

IBM と National Semiconductor 製の PCMCIA Etherjet カードも
サポートされています。


2.3. ATM
-------

   o ATM ホストインターフェース
        - FORE Systems, Inc. PCA-200E ATM PCI アダプタ
        - Efficient Networks, Inc. ENI-155p ATM PCI アダプタ

   o ATM シグナリングプロトコル
        - The ATM Forum UNI 3.1 signaling protocol
        - The ATM Forum UNI 3.0 signaling protocol
        - The ATM Forum ILMI アドレス登録
        - FORE Systems 独自の SPANS signaling protocol
        - Permanent Virtual Channels (PVCs)

   o IETF の "Classical IP and ARP over ATM" モデル
        - RFC 1483、"Multi-protocol Encapsulation over ATM Adaptation Layer 5"
        - RFC 1577、"Classical IP and ARP over ATM"
        - RFC 1626、"Default IP MTU for use over ATM AAL5"
        - RFC 1755、"ATM Signaling Support for IP over ATM"
        - RFC 2225、"Classical IP and ARP over ATM"
        - RFC 2334、"Server Cache Synchronization Protocol (SCSP)"
        - Internet Draft draft-ietf-ion-scsp-atmarp-00.txt、
                "A Distributed ATMARP Service Using SCSP"

   o ATM ソケットインターフェイス

2.4. その他のデバイス
---------------------

AST 4 ポートシリアルカード (共有 IRQ 使用)

ARNET 8 ポート シリアルカード (共有 IRQ 使用)
ARNET (現在は Digiboard) 同期 570/i 高速シリアル

Boca BB1004 4 ポートシリアルカード  (Modem はサポートして「いません」)
Boca IOAT66 6 ポートシリアルカード  (Modem はサポートしています)
Boca BB1008 8 ポートシリアルカード  (Modem はサポートして「いません」)
Boca BB2016 16 ポートシリアルカード (Modem はサポートしています)

Comtrol Rocketport カード

Cyclades Cyclom-y シリアルボード

STB 4 ポートカード (共有 IRQ 使用)

SDL Communications Riscom/8 シリアルボード
SDL Communications RISCom/N2 および N2pci high-speed 同期シリアルボード

Stallion マルチポートシリアルボード: EasyIO、EasyConnection 8/32 & 8/64、
Onboard 4/16、Brumby。

Specialix SI/XIO/SX ISA、EISA および PCI シリアル拡張カード/モジュール

Adlib、SoundBlaster、SoundBlaster Pro、ProAudioSpectrum、Gravis
UltraSound、Roland MPU-401 サウンドカード (snd ドライバ)

Crystal Semiconductors、OPTi、Creative Labs、Avance、Yamaha、
ENSONIQ 製のほとんどの ISA audio codec (pcm driver)

Connectix QuickCam
Matrox Meteor Video フレームグラバー
Creative Labs Video Spigot フレームグラバー
Cortex1 フレームグラバー
Hauppauge Wincast/TV ボード (PCI)
STB TV PCI
Intel Smart Video Recorder III
Brooktree Bt848 および Bt878 チップベースのフレームグラバー各種

HP4020、HP6020、Philips CDD2000/CDD2660、Plasmon CD-R ドライブ

PS/2 マウス

標準 PC ジョイスティック

X-10 power コントローラ

GPIB および Transputer ドライバ

Genius および Mustek ハンドスキャナ

Virtual Computers(www.vcc.com) の HOT1 と互換性のある
XILINX XC6200 ベースの再構成可能ハードウェアカード

Dave Mills 氏による実験的な Loran-C 受信機のサポート

Lucent Technologies WaveLAN/IEEE 802.11 PCMCIA および ISA の標準スピー
ド (2Mbps)、turbo スピード (6Mbps) 無線ネットワークアダプタとその同等品
(NCR WaveLAN/IEEE 802.11、Cabletron RoamAbout 802.11 DS)。 注意点: ISA
バージョンのこれらのアダプタは、実際には ISA to PCMCIA ブリッジカード
に PCMCIA カードを接続して使います。また両方のデバイスとも同じドライバ
で動作します。

FreeBSD currently does NOT support IBM's microchannel (MCA) bus.



3. FreeBSD の入手
--------------------

FreeBSD を入手する方法はいろいろあります:

3.1. FTP/Mail
-------------

FreeBSD および付随するすべてのパッケージは、正式な FreeBSD の
リリースサイトである `ftp.FreeBSD.org' から ftp で入手できます。

他の FreeBSD ソフトウェアをミラーしているところは MIRROR.SITES に
記載されています。配布セットを取得するときには (ネットワーク的に)
一番近いところから ftp してください。なおミラーサイトになりたいと
いうところは歓迎します。正式なミラーサイトになりたい場合には、
[email protected] まで詳細を問い合わせてください。

インターネットに対する直接のアクセス手段を持たず、電子メールしか使えない
という場合には、`[email protected]' にメールを送ってファイルを入手
することもできます。メッセージに help と書いたメールを
この電子メールアドレスに送ると詳しい使い方がわかります。ただし、この
方法では全部で「数十メガバイト」のファイルをメールで転送することに
なります。他に手段がない場合の「最後の手段」と考えてください。


3.2. CDROM
----------

FreeBSD 3.4-RELEASE の CDROM は、次のところに注文することも可能です。

        Walnut Creek CDROM
        4041 Pike Lane, Suite F
        Concord CA  94520
        1-800-786-9907, +1-925-674-0783, +1-925-674-0821 (FAX)

インターネットからは [email protected] または http://www.cdrom.com で
注文できます。最新のカタログは次のところから ftp で入手できます。

        ftp://ftp.cdrom.com/cdrom/catalog

-RELEASE CD の値段は 39.95 ドル、FreeBSD の定期購読制の場合には
24.95 ドルです。FreeBSD SNAPshot CD は、手に入る時期には 39.95 ドル、
FreeBSD-SNAP の定期購読は 14.95 ドルです (-RELEASE と -SNAP の予約は
別々に扱っています)。定期購読制では、新しいバージョンがリリースされる
ごとに自動的に送られてきます。料金はディスクが配送されるたびにクレジット
カードから引き落とされます。キャンセルについても特に制約はなく、いつでも
解約できます。

配送料は (注文毎でディスク毎ではありません) はアメリカ合衆国国内、カナダ、
メキシコで 5 ドル、それ以外は 9 ドルです。Visa、Mastercard、
Discover、American Express または合衆国国内の小切手が利用できます。
合衆国国内では商品を現金と引換でお渡しします。カリフォルニア在住の方は、
8.25% の消費税が加わります。

もし気に入らなければ、CD は無条件に返すことができます。


4. 以前の FreeBSD リリースからアップデートするには
--------------------------------------------------

FreeBSD の 以前のリリース、たぶん多くは 2.2.x 、あるいは (もっと少ない
でしょうが) 2.1.x からアップグレードしようとしているのなら、下記の事項が
もちろんアップグレードの方法によりますが、関係してきます。FreeBSD
全体をアップグレードするには以下の二つの手順がよく使われます。

        o /usr/src 以下のソースを使う
        o sysinstall の (バイナリ) アップグレードオプションを使う

ソースを用いる場合に知っておくべきターゲットは (訳注: make コマンドの引数)
たったの二つだけです。標準的な ``upgrade'' ターゲットは、2.x や 3.0 の
システムから 3.4 に、``world'' ターゲットは既存のシステムをアップグレード
して最初のアップグレードから起こってきたどのような変更にも同期を取り続け
ます。

バイナリアップグレードオプションの場合には、システムは即座に 3.4/ELF に
移行しますが、古いバイナリとの互換性のため /<basepath>/lib/aout
ディレクトリに古いライブラリを移動します。

どちらの場合でも、ELF 化によって実行バイナリがいくらか小さくなり、また
他の ELF 環境では既に採用されている様々なコンパイラ機能を利用できるよう
になります。(これまでの、ある意味でごちゃごちゃしていた a.out 形式は、
もはや他のほとんどのソフトウェア開発プロジェクトでサポートが打ち切られて
います)
古い a.out の動的実行ファイルにアクセスし続けようという方は、
配布ファイルの compat22 をインストールすることを忘れないでください。
a.out ライブラリはシステムを再起動するまで有効にならないので注意して
ください。このことがある種の a.out 形式のパッケージに問題をひき起こす
ことがあります。

もう一つの注意ですが、古いバージョンのインストールディスクや sysinstall
は使ってはいけません。3.1 から新しいブートストラップの手続きが導入された
ので、(elf 形式のカーネルのために) 新しいブートブロックがインストール
されていなくてはならないからです。
また、3.2 ではブートストラップの手続きにはさらに変更が加えられています。

[ other important upgrading notes should go here]


5. 問題のレポート、提案をする場合、コードの提供
-----------------------------------------------

提案、バグレポート、コードの提供はいつでも歓迎されます。なにか問題を
みつけたら、ためらわずにレポートしてください (可能なら、修正方法もあると
非常に助かります!)。

インターネットのメールが使える環境からバグレポートを送る場合には、
send-pr コマンドか http://www.FreeBSD.org/send-pr.html にある CGI を使う
ことが好ましいです。バグレポートはバグ記録プログラムによって忠実に整理され、
バグレポートについてできるかぎり早く対応することができます。このようにして
記録されたバグの内容については、私たちの WEB サイトのサポートセクションで
見ることができますので、バグレポートとして、あるいは他のユーザが問題を認識
する「指標」としても重要な意味を持ちます。

なんらかの理由でバグレポートを提出するのに send-pr コマンドが使えない
場合には、次のアドレスへメールで送ってみてください。

                [email protected]

send-pr そのものはシェルスクリプトなので、まったく異なるシステム上でも
簡単に動作させることができます。障害レポートの追跡がより簡単になるので、
このインタフェースを使って頂くのが非常に好ましいのです。しかし提出する
前に障害がすでに修正されていないかどうか確認してください。


その他、質問やテクニカルサポートについてなどは、次のアドレスへ
メールしてください。

                [email protected]


また、私たちは、ボランティアの新しい助けの手をいつでも歓迎します。
私たちだけではもうとてもこなしきれないほど、やりたいことが
山積みになっているのです! 技術的な面で私たちにコンタクトする場合、
あるいは援助の申し出は次のアドレスへメールしてください。

                [email protected]


これらのメーリングリストは「かなり多くの」トラフィックがありますので、
メールアクセスが遅いとか、アクセスが高くつく場合で、しかも FreeBSD に
関する重要なイベントの情報だけあればよいという場合は、次のメーリング
リストに申し込むのがよいでしょう。

                [email protected]


すべてのメーリングリストは希望があれば自由に参加できます。
[email protected] へ本文に help とだけ書いた行を含むメッセージを
送ってください。これで、いろんなメーリングリストに参加する方法や、
アーカイブにアクセスする方法などの詳しい情報が入手できます。ここでは
触れていませんが、他にも面白いことを議論するいろいろなメーリングリストが
ありますので、majordomo にメールを送って問い合わせてみてください!


6. 謝辞
-------

FreeBSD は世界中の (数百はいかないかもしれませんが) たくさんの人々が
行った作業の累積の結果であり、そのおかげで、このリリースがあなたの手元に
届いています。FreeBSDプロジェクトのスタッフの完全なリストについては、
以下をご覧ください:

        http://www.FreeBSD.org/handbook/staff.html

doc 配布ファイルをインストールしてあれば以下にもあります:

        file:/usr/share/doc/handbook/staff.html


以下の方々に特に感謝します:

        寄贈者の方々 http://www.FreeBSD.org/handbook/donors.html に
        リストがあります。

        そして全世界のたくさんの FreeBSD ユーザとテスタの皆さん。
        彼らがいなければこのリリースはまったく不可能だったでしょう。

今回の FreeBSD のリリースをあなたが楽しむことができる、と心から祈って。

                        The FreeBSD Project

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